ノルウェージャンフォレストキャット

北欧出身のノルウェージャンフォレストキャット

北欧に語り伝えられる神話において女神フレイヤの橇を引く猫との言い伝えもあり、北ヨーロッパにおいてこの猫は有名で大事にされています。
そのルーツは数千年以前もさかのぼると言われますが、女神の橇の伝説以外にも様々な説が伝えられており、定説はありません。

ノルウェーの自然に適応してきた野性の残る特色

ノルウェージャンフォレストキャットは昔から、ノルウェーの冬の厳しい森の中で生き延びたことから、長毛の美しい毛並みが特徴です。
この毛並みは、冬の寒さや風雪から身を守るための外套の役割を果たしており、羊毛の如くフワフワとしていかにも温かそうな保温性に優れた二重構造の仕立てで、しかも水をはじきます。

雪道でも平気で歩けるように指の間にも毛束が生えており、首の周囲の飾り毛はマフラーをしたかのようで、風格さえ感じさせます。
この猫は優れた運動神経を有しており、動きも活発です。

ノルウェーの森を餌場に駆け巡ってハンティングをして暮らしていた野生の名残で、ノルウェージャンフォレストキャットは運動能力が抜群なのです。
体型は骨太でがっちりと筋肉が付いており、脚力の発達した足には丈夫な爪が生えています。

特に後ろ足は発達して長く、「高貴なハンター」という異名を持ちます。
木や大きな岩などに登ってのハンティングも得意です。
森の中では高所から視野を確保して獲物を見つけていた野性的な習性が強く残っており、部屋の中でも家具の上に登ることを好みます。
ノルウェーにおける人間との共存という意味では、この特性を生かし、ネズミなどの害獣や害虫駆除の「ワーキングキャット」として、農場で飼われていたのです。

温厚で人懐っこくフレンドリーで忍耐強い性質

ノルウェージャンフォレストキャットは野性感あふれる外見に反して、大変温厚です。
温厚で人懐っこく人とのスキンシップ・コミュニケーションを好み、寂しがり屋な側面も持っています。
知的能力も高く、簡単な芸であれば覚えることは容易です。
ノルウェーの森の冬の厳しい環境を生き抜いてきた忍耐強さを持っています。
そのため子供や他の猫がしつこく「ちょっかい」を出しても辛抱強く相手をしてくれる所も飼いやすさのポイントです。

気を付けてあげるべき疾病と予防法

ノルウェージャンフォレストキャットは毛が長いため、毛づくろいで体を舐めている際に飲込んでしまった毛がお腹に貯まる「毛球症」にかかりやすいです。
予防のため、日常のブラッシングで不要な毛を取ってあげ、「猫草」などを与えて毛玉ケアをすることが欠かせません。

本来、寒い地域で生活していた猫で暑さには弱く毛も長いため、「熱中症」にかかりやすいです。
このため、夏はエアコンを活用して温度を適温に調節したり、長毛を短くカットしてあげたりする方法が有効です。