アメリカンショートヘア

祖先は移民とともに英国から北米に渡った猫

アメリカンショートヘアの元とされる猫「ブリティッシュショートヘア」は、400年前にキリスト教のピューリタンが移民としてメイフラワー号に乗り英国から米大陸へ渡るとき、一緒に連れていかれました。
農耕作が発達していた当時の英国では、ブリティッシュショートヘアは、穀物倉庫をネズミなどの害獣や害虫から守る「ワーキングキャット」として農家で飼われていました。

英国から米大陸に渡ったときも、同様の目的で飼われていたのです。
ペット目的で飼われていたわけではないので、他の雑種猫との交雑が自然に進んでいるため、アメリカンショートヘアは遺伝的に免疫力が強く、疾患にかかりにくい猫になったようです。

ワーキングキャットからペットへ

農作物の保管技術が発展すると、アメリカンショートヘアは当初の害獣・害虫駆除の目的がなくなります。
しかし、これまでの人間との長い付き合いから、ペットとしての目的で飼われるよう変化していくのです。
1800年代後半にはアメリカで開催されたキャットショーに初めて展示され、シルバーブルーの被毛に、綺麗な縞模様のある美しい容姿は、大好評を博し、またたく間に人気の猫となります。
現在では、アメリカンショートヘアの模様は70~100種類もあるとされるほどです。
日本では名前が長いので、「アメショー」と略したニックネームで呼ばれ、永い人気を誇る中型の猫です。

警戒心を持ちすぐには他人に懐かない

アメリカンショートヘアは、太い足を持ち、中型とは言え、ガッチリとしたイメージを与えます。
比較的丸顔の端正な顔立ちで、尻尾が長く、短毛です。

性格は陽気で知的なのですが、その反面慎重で、警戒心を持っていますので他人にはすぐに懐きにくいです。
「抱っこ嫌い」で知られており、特に他人に抱っこされるのを強く拒みます。

被毛の密度が濃い

元々は寒い英国・米国北部でネズミを捕まえる「ワーキングキャット」として戸外で活躍していた経歴もあり、寒く厳しい環境でも適応できるように密度のある厚い被毛を持ちます。

そのため、短毛ですが抜け毛が多い猫ですので、毎日5分程度はブラッシングしてあげましょう。
特に春の終わり、秋の終わりの季節は、毛が生え変わりますので、その季節にはしっかりとしたブラッシングが欠かせません。

アメリカンショートヘアで気を付けるべき疾病と予防法

アメリカンショートヘアは疾病に強い猫種なのですが、肥満体質で、肥満に起因する疾病に気を付ける必要があります。
肥満予防のため、バランスのとれた栄養管理や食事量には留意しなければいけません。
アメリカンショートヘアはご飯をねだって甘えることも多く、可愛い誘惑に負けて、ご飯を多く与えすぎると食べ過ぎて肥満になってしまいます。
可愛さに負けて甘えてもらうことより、猫の体調が大事ですよ。